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群馬県安中市の53歳男性の障害厚生年金の受給例
躁うつ病による障害年金
15年ほど前から不眠、イライラなどの症状が出ていましたがその後病状が悪化し2年ほど前には入退院を繰り返すようになったとお電話でのご相談をお受けしました。
無料相談を実施しましたが、現在のクリニックには躁うつ病と診断されているとのことで保険料の納付要件と初診日の特定状況について確認しましたが保険料の納付要件に関しては、今まで保険料の滞納したことがないとのことでした。
初診日の特定に関しては、初診日が15年以上前とのことで未確定の状態でした。
障害年金の受給手続きの代行を依頼したいとのことでしたので、群馬県安中市のご自宅でご面談を行うことにしました。
ご病気の経緯
15年ほど前に社内でのトラブルがあり、精神的なストレスが溜まったことも影響して不眠、意欲低下の症状が出たとのことでした。
その後、体重の減少もあったため、最寄りの精神科を受診しました。
精神科受診後も病状は改善せず仕事を休職することになりましたが、病状は一進一退だったとのことでした。
その後自殺未遂など起こし病状も改善しなかったため転院しました。
病状はその後も一進一退で断続的に休職を繰り返しまし現在は、不眠、意欲低下、倦怠感、希死念慮があり、日常生活には著しい支障が生じて1年前に退職し現在は就労行っていない状態でした。
また、明らかな躁状態はないとのことでしたので双極性感情障害Ⅱ型の可能性があると思われました。
請求手続き
初診日がご面談時の15年ほど前でしたので弊所から問い合わせたところカルテが残っていることが判明しました。
このため、弊所からクリニックに受診状況等証明書の作成を依頼しました。
また、認定日時点で受診していた病院にはカルテが残っていませんでしたので認定日請求を行うことはできず事後重症請求となりました。
一方現在の病院に診断書の作成を依頼しましたが、担当医師も協力的で障害年金用の診断書の作成に関してはスムーズに進み、完成した診断書の内容に関してはご病気の現状を反映したものとなっていました。
結果
障害厚生年金3級
年金額 902,594円
ポイント
初診日が請求時から15年以上前でしたが、幸運にも初診時のカルテが残っていたため、手続きを進めることが可能となりました。
また初診時を基準に保険料納付要件を弊所にて確認しましたが、サラリーマンで長年働いていたため、保険料の納付要件に関しても問題はありませんでした。
診断書の作成に関して数ヶ所修正が必要な点がありましたが弊所よりクリニックに直接修正依頼を行い、無事診断書を入手することができました。
※本件の受給事例は個人情報保護法の趣旨に沿って作成しています。