受給事例

文京区の20代女性の障害年金の受給事例

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目次

文京区の女性の統合失調症による障害基礎年金の受給事例

結果

障害基礎年金2級決定

年金額 780,100円

ご相談

今から6年ほど前に生活環境の変化から不眠、意欲低下などの症状が出たため文京区内のクリニックを受診したとのことでした。

現在は、統合失調症と診断され障害年金の受給を考えているが、手続きが難しいためできれば手続きの代行を依頼したいとことでご相談の電話をいただきました。

保険料の納付状況について伺ったところ初診日時点では国民年金に加入しており保険料の未納はないと思うとのことでした。

ご面談

ご面談時に発病からの様子を伺ったところ、今から6年ほど前に生活環境が変化したことから、意欲低下、不眠などの症状が出たため、文京区内の病院を受診したとのことでした。

受診の結果、抑うつ状態と診断され、投薬治療を開始し一旦病状が改善したため通院を中止したとのことでした。

その後一時的に病状が改善しましたが、数年後に再び病状が悪化し不眠などの病状とともに言動がおかしくなってしまったため最寄りの病院に緊急入院しました。

3週間ほど入院し退院後、投薬治療を開始し行っていたパート勤めも退職したとのことでした。

その後、家族が病気について理解がなかったため通院を継続できなかったとのことをした。

また、就労もできない状態が続いていましたが、今から3年ほど前に病状が悪化し再び再入院となりました。

退院後、通院をしばらく続けましたが経済的事情から通院が継続できず中断しました。

現在の病状は幻聴、被害妄想、不眠などの症状があり2年ほど前から文京区内のクリニックを受診し投薬治療を継続してるとのことでした。

請求手続き

保険料の納付状況について弊所にて確認したところご本人のお話のとおり初診日以前の保険料の未納はなく保険料の納付要件は満たされてました。

また、障害認定日当時は病院を受診していなかったことから、認定日請求は出来ず事後重症請求を行うこととなりました。

ご面談時に伺った内容をもとに弊所にて現在受診している病院に障害年金の診断書の作成依頼状を作り担当の医師に作成依頼を行いました。

完成した診断書の内容確認したところ、障害の現状と比べかなり軽く病状が記載されておりこのままでは障害年金の受給が難しいことが判明しました。

ご本人に確認したところ、やはり現在の病状とはかけ離れた診断書の内容(病状)となっているとのことでした。

このため弊所から直接担当医に確認したところ、診断書の内容について現状と合致していない部分がある場合は次回受診時にご本人が診断書を持参すれば修正することもやぶさかではないとのお話でした。

このため、その旨をご本人にお伝えしできるだけ早い時期に再受診し、診断書の修正を依頼して欲しい旨お伝えしました。

その後、診断書が修正され内容を確認したところ、現在の病状を反映したものとなっていました。

また、初診時に受診した病院の受診状況等証明書についても内容確認したところ、傷病名に抑うつ状態と記載されていました。

抑うつ状態は病名ではありませんが受診状況等証明書の傷病名としては問題がないと考えました。

その後弊所にて病歴就労状況等申立書、その他の書類を作成し手続きを終了しました。

請求手続きのポイント

診断書の内容に関して現状反映していない診断書が出来上がってしまった場合、担当医師に診断書の内容の修正依頼を行うことがよくあります。

この修正依頼に対する担当医師の対応も様々で、本人が診断書を持参すれば修正してくれる医師もいれば頑として修正依頼に応じない医師もいます。

診断書の内容を修正してもらわなければ障害年金の受給が難しい場合もありますので現状(病状)を反映していない内容の場合は粘り強く担当医と相談する必要があると思います。

また、病歴就労状況等申立書の傷病名が抑うつ状態と記載される場合がありますが、障害年金の手続きにおいては、この傷病名でも通る場合がほとんどです。

基本的に抑うつ状態は病名ではありませんが重要なことは精神疾患で受診した事実ですので当時の病名は精神疾患での障害年金の請求においてはあまり問題になりません。

※本件受給事例は個人情報保護法の趣旨に則り文章の内容を作成しています。

 

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