目次
新座市の30代女性のうつ病による障害年金の受給事例
結果
障害基礎年金2級決定
年金額 780,100円
ご相談
現在、意欲低下、不眠、過食、希死念慮などの症状がありうつ病と診断されているとのことで新座市にお住いのご主人様よりご相談のメールをいただきました。
メールにて確認したところ15年ほど前に意欲低下などの症状が出たために最寄りの病院を受診したとのことでした。
初診日以前の保険料の納付状況について伺ったところ、サラリーマンであるご主人様の配偶者(第三号被保険者)とし保険料の未納はないと思うとのことでした。
このことから、ご面談を実施しさらに詳しくお話を伺うこととしました。
ご面談
新座市内のご自宅の最寄の駅前のコーヒーショップでご主人様にお話を伺うこととなりました。
初診日から現在までの様子についてお話を伺ったところ、現在から15年ほど前に意欲低下があり、最寄りの病院を受診したとのことでした。
その後、受診を継続し、投薬治療を行ったものの希死念慮などの症状が出て途中緊急入院したとのことでした。
その後一時受診を中断した時期もありましたが、現在は、不眠、意欲低下、過食、希死念慮などの症状があり、月1回受診しているものの、家事や就労に支障が生じているとのことでした。
障害認定日(初診日から1年6ヶ月後の日)当時の病状と受診について伺ったところ、当時はちょうど受診を中断している時期に当たるとのことでした。
このことから、さかのぼりでの請求(遡及請求)を行うことができないため、事後重症請求となる旨ご説明いたしました。
請求手続き
初診時の病院に初診時の受診関し確認したところ、受診が17年前とのことでしたカルテが残っていたため受診状況等証明書の作成依頼を行うことができました。
保険料の納付要件に関してはご主人様のお話のとおり要件を満たしていることが事前の調査で確認できました。
また、現在の病状について記載した診断書に関しては、ご面談時で伺った内容をもとに弊所にて依頼状を作成し、担当医師に渡していただくこととなりました。
担当医師は患者の病状について必ずしも全てを正しく理解しているとは限りませんので依頼状を作成し手渡すことで、現在の病状を正しく反映した診断書を入手することが可能となります。
その後、完成した診断書を確認したところ、特に修正すべき点はなく、現在の病状を正しく反映した内容の診断書となっていました。
このため、弊所にて作成した病歴就労状況等申立書及びその他の必要書類とともに提出することで手続きを完了し、数ヶ月後に障害基礎年金2級の受給決定を受けることができました。
請求手続きのポイント
本件の場合、初診日が現在より15年以上前と初診時からかなりの期間が経過していましたが幸運にもカルテが残っていたため、受診状況等証明書を取得することが可能となり手続きを行うことができました。
また障害年金の手続きにおいて、担当医師が作成する診断書は最も重要な書類の一つです。
このことから、診断書の作成依頼を担当医師に行う場合には、現在の病状を明確に担当医師に伝えることが重要です。
本件の場合もご面談時に伺った内容を元に弊所にて依頼状を作成し、担当医師に手渡すことで現在の病状を反映した診断書を入手することでき障害年金の受給につなげることができました。
※本件受給事例は個人情報保護法の趣旨に沿って文章の内容を作成しています。