更新日:2019年8月7日
障害年金の請求を行った場合、いち早く結果が知りたくなるものです。一方で障害年金の審査には一定の期間が必要になります。
障害年金の審査期間は一般的にどのくらいかかるものでしょうか。
目次
障害年金の審査にかかる期間
障害年金の審査にかかる期間は一般的には2ヶ月から6ヶ月位かかります。
日本年金機構は障害年金の審査にかかる期間をサービススタンダードとして障害基礎年金で3ヶ月、障害厚生年金で3ヶ月半と定めています。
更に日本年金機構の資料によりますと障害基礎年金の審査は平均52.5日、障害厚生年金の審査は82日(平成27年度)となっています。
平成31年度現在の感覚としましては障害基礎年金、障害厚生年金とも3ヶ月以上は審査期間が必要になっていると感じます。
一方で審査の過程で日常生活や就労状況についての照会があったり診断書作成医師に対し病状や診断書内容の照会があった場合は審査の期間が延びる場合もあります。
また、診断書やその他の書類に不備があった場合や記載が不十分な箇所があった場合に追記の指示がある場合もありこの場合も審査の期間が延びる場合があります。
行政手続きの現場では不備がない場合には3ヶ月半以内に審査を終わらせなければならないが請求に添付書類等に不備がある場合は多少審査期間がかかっても良いという認識があるように思われます。
審査の進捗状況の確認
審査の進捗状況は誰しも気になるところです。
このため年金事務所や街角相談室に電話をしたり窓口まで出向いて審査の状況を確認したくなりますが、原則的に審査の進捗状況の確認は難しく「審査中です」という期待を裏切る回答しかもらえないのが現状です。
審査が終了するまでは進捗状況を確認しても全て答えは「審査中」となります。
一方、審査が終了し年金証書が到達する前に確認した場合は「障害基礎年金2級の決定が〇月〇日に出ていますのでもうじき年金証書が到着します」といった回答を得ることができる場合があります。
このためどうしても審査の結果を知りたい場合で請求から3ヶ月以上経過している場合は窓口で確認することでいち早く結果が分かる場合もあります。
また一番安直な方法は障害年金の確認専用ダイヤル(03-5155-1933)で確認する方法です。
ただ確認専用ダイアルの場合は審査の進捗状況のが確認できるだけですので審査結果までは確認することが出来ません。審査の結果までいち早く確認したい場合には年金事務所の窓口まで出向く必要があります。
審査結果の送付
審査結果が出た場合は年金証書が自宅に郵送されてきます。年金証書には受給権の発生月日や障害等級、次回診断書の提出月などが記載されています。
不支給決定の場合は不支給通知書が送付されます。不支給通知書には不支給の理由が記載されていますので不支給の理由に不満がある場合は審査請求を行うことが出来ます。
(関連記事:障害年金の審査請求について【請求書の書き方・期限】)
年金の入金
年金証書の送付がその月の20日以前に行われた場合は翌月の15日(15日が土日祝日の場合は直近の平日)に初回の年金が振り込まれ、20日以降の場合は翌々月の15日に初回年金が振り込まれます。
年金が振り込まれる場合は事前(10日頃)に振込通知書(支給額通知書)が送付されます。
障害年金の振り込みは偶数月に2ヶ月分の年金が振り込まれます。
一方で初回の年金の振り込みに関しては奇数月であっても行われます。
まとめ
障害年金の審査期間は日本年金機構のサービススタンダードとして障害基礎年金で3ヶ月、障害厚生年金で3ヶ月半と定められています。
一方で書類の内容や就労状況の照会が入った場合は審査期間が延びる場合があります。
また、障害年金は月内に書類を提出した場合は翌月分から年金が受給できますので出来るだけその月内に手続きを終了するようにしましょう。
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